マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「マイホームのシンボルツリーにオリーブはいかが?」についてお伝えします。
日本人の多くがオリーブといえばオリーブオイルのイメージしかないのではないでしょうか?
植物としてのオリーブを見たことが無い人も多いはずです。
しかし、外構においてはオリーブは本当に魅力的なものなのです。
きっと好きになる!オリーブについてまとめました。
外構でオリーブがオススメの理由
オリーブが一戸建てのシンボルツリーとして人気な理由は、色んな魅力が組み合わさっている植物だからです。
植物として見たオリーブは、西アジアや北アメリカなど地中海沿岸部を原産地とするモクセイ科の常緑高木樹です。
樹齢も極めて長く、原産地の地中海沿岸では1000年を超える古木も少なくありません。
春先に新芽を伸ばし、初夏にクリーム色の小花を咲かせ、果実は秋から初冬にかけて黄緑色~濃紫色に色づきます。
耐暑性にも優れていることからフランス南部などオリーブオイルが身近な地中海一帯では、自宅の庭にオリーブの木があって、自家製オーガニックオリーブオイルを作る家庭も多いです。
オリーブオイルは、神話にも登場するほど身近な存在でした。例えば、旧約聖書の「ノアの箱舟」にも登場しています。神が起こした大洪水の後外の様子を見に行った鳩がオリーブの枝を加えて戻ったことでノアは地上に平和が戻ったことを知ったという話が残っています。
それが所以でオリーブは「平和の象徴」とも言われます。
そんな特別な存在感と風格がマイホームの外観を引き立てるのです。
美しい銀灰色の葉は四季を通じて緑を保ち、庭や敷地に豊かな自然のアクセントを与えます。
また、オリーブの実は健康食品として知られ、オリーブオイルは調理や美容にも利用されるため、その象徴的な存在は生活の質の向上を表現します。
さらに、オリーブは耐久性があり、手入れが比較的容易なため、一戸建ての所有者にとって魅力的な選択肢となります。独特な形状と歴史的なイメージもあり、オリーブがシンボルツリーとして選ばれる理由の一つです。
オリーブにも種類があります
日本人にとってはオリーブに種類がある事はあまり知られていません。
外構に向いたオリーブを中心にその品種をまとめました。
・シプレッシーノ
シプレッシーノはオリーブの中でも特に人気のある品種で、庭木として広く植えられています。
ホームセンターでも手に入れることができ、手軽に育てることができます。
この品種は成長が直立型で見た目もスマートで美しい特徴があります。
初心者の園芸愛好家にもおすすめです。風に強く倒れる心配も少ないため、安心して植えられる庭木として適しています。
シプレッシーノは鮮やかな緑の葉とシルバーの裏面を持ち、花や実のない時期でも視覚的な魅力を提供します。
また、オリーブの実を収穫して食用にすることもでき、多目的に楽しむことができます。
・ミッション
ミッションは驚くほど長寿品種で、1000年以上も生きることができると言われています。
成長する際には垂直に直立し、均等な形で広がる特徴があり、育てやすさでも評判です。
また、ミッションは乾燥に強く、暖かく雨の少ない気候を好むため、乾燥地でも頑健に成長します。日照り豊かな場所で、水はけの良い土壌に植えることが肝心です。
初心者でも手軽に育てられるオリーブ品種としておすすめです。
ミッションは美しい緑の葉と実を提供し、庭やガーデンを飾るだけでなく、収穫して食用として楽しむこともできます。その存在感と長寿の特性から、園芸愛好家にとっても魅力的な選択肢となります。
・コラティーナ
コラティーナは直立型で葉が大きく、迅速に実をつけるためオイルの含有量が豊富な品種です。
イタリアでは最も人気があり、広範に栽培されています。
この品種は厚さと寒さの両方に強く、また病気にも強いため、丈夫で育てやすいと評されています。
このあたりはマイホーム初心者向けの育てやすい品種と言えます。
コラティーナはシンボルツリーとしてだけではなく「オリーブの実を収穫してピクルスやオイル漬けにしてみたい」という方にも特におすすめです。
その美味しさを存分に楽しむことができるため、育てる喜びも倍増します。
鮮やかな緑の葉とコンパクトな形状が目を引き、庭やガーデンを華やかに彩ります。所有欲を満たすものになるはずです。
・ルッカ
ルッカは広がる樹形を持ち、小さな実をつける魅力的な品種です。
その美しい姿から、庭木としてだけでなく、観賞用や贈り物としても広く愛されています。
ルッカは暖かい環境と水分を好み、日光が十分に当たり水はけの良い場所に植えることが必要です。
また、ルッカは隔年結果として知られており、1年おきに豊作と不作が交互に訪れる特徴があります。
そのため、実を楽しむことを目的として栽培する方にとって、特におすすめの品種です。
ルッカの魅力的な樹形と小さな実の存在は、庭やガーデンを彩り、視覚的な喜びを与えてくれます。
実の収穫時には、その美味しさを楽しむことができ、贈り物としても喜ばれることでしょう。
外構にオリーブを使う数少ないデメリット
オリーブはシンボルツリーとして人気ですが、注意すべきデメリットもあります。
植える前にデメリットを確認し、後悔しないようにしましょう。
まず、オリーブの木には「ハマキムシ」と呼ばれる蛾の幼虫がつきやすいことがあります。
ハマキムシは春から秋にかけて活動し、オリーブの新芽や実を食べてしまいます。
葉が食べられると見た目が損なわれるため、早めの発見が重要です。
予防策としては、木にネットをかけたり、玄関の明かりを消したりすることがありますが、完全な対策は難しいです。
駆除剤を使ってハマキムシを駆除する方法もありますが、注意が必要です。
また、オリーブの実ができる秋には鳥がやってきます。
鳥は実を食べるだけでなく、周囲にフンをすることもあります。
このため、実やフンの掃除が必要になります。
鳥対策としては、光物を吊るしたり、鳥よけグッズを使用したりする方法がありますが、見た目に影響が出る場合もあります。
もし庭の見た目を重視する方は、実がついた時点で収穫することも考えてみてください。
オリーブは美しいシンボルツリーですが、少しのデメリットもあることを念頭に置いて、適切な対策を講じることが大切です。
オリーブを育てる際に注意すべき事
オリーブは乾燥を好むため、水はけの良い土壌を選びましょう。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
シンボルツリーは、苗木が安定するまでと成長期には水やりの必要がありますが、基本的にはあまり水やりは必要ありません。
肥料は春と秋に施しましょう。
春は木が活動を始め、新芽や花芽をつける時期なので、有機質肥料と速効性のある化成肥料が効果的です。
秋は花や実をつけた木の疲労回復のために、有機質肥料か化成肥料を与えます。
オリーブによく見られる病気には、炭そ病と梢枯病があります。
これらの病気は湿度の高い梅雨時などに発生しやすいです。
病気に気づいたら、病気の部分を取り除き、水はけと風通しを良くするようにしましょう。
剪定は適期に行いましょう。
3月から4月には枝の量を調整し、混み合った枝を間引きます。
9月から10月には整えて美しい樹形を保ちます。
イメージしながら伸びすぎた枝を切り戻しましょう。
大きな枝を切り落とす強剪定は1月から3月に行うのが良いです。
まとめ
オリーブは知れば知るほど魅力的な植物です。
家族の成長の過程でマイホームにオリーブがあるという事は豊かな経験の共有になります。
また、オリーブの歴史的な背景も魅力あるものです。
ぜひ、オリーブをマイホームのシンボルツリーにしてみて下さい。
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