大きな庭でなくても草刈機があるとお手入れがかなり楽になります。
でも草刈機と言っても使った事のない人にとってはどれも同じに見えるし、違いが分からないものです。
今回はお庭で使う草刈機について説明していきます。
草刈機の選び方
まず草刈機は大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは電気式、もうひとつはエンジン式です。
そこに、出力の大きさの違いや、歯の形状、ハンドルの形状の違うものなどに分かれていきます。
とても大きな庭だとか、雑草が広範囲に生えているという用途以外なら一般的には電気式が家庭では使い易いかもしれません。
草刈機のハンドルの形状には、いくつかのタイプがあります。
庭の芝刈りをするなら、自転車のハンドルのように両手で握る「両手ハンドル」がおすすめです。
広い平地の作業に向いていて、家庭用としてはこれが最も一般的なハンドルになります。
エンジン式は電気式に比較してパワフルなので、例えばお庭以外に空き地を管理しているなど雑草がたくさん生えるところに向いています。
電気式草刈機の種類
・コード式
コンセントからコードを通して電源を供給するタイプです。
エンジンのように燃料切れの心配がないため、長時間の作業に向いています。
エンジンやバッテリーを搭載しない分、他の2タイプよりも重量が軽めで作業し易く疲れにくいです。
騒音が小さいというメリットもあります。
ご近所が気になる人には適しているかもしれません。
ただし、当然ですがコードが届く範囲しか草刈りができません。
あまり本格的な作業には適さないです。あくまで軽作業用です。
・充電式
最近はこのタイプが多いです。
バッテリータイプなのでコードの制限がありません。
ですから作業の取り回しが格段に良いです。
また、モーター駆動のためエンジン式よりも軽く、静かに作業ができます。
住宅地でも田畑でも、場所を選ばすに使用できるでしょう。
ただし、充電が切れてしまうと使用できず、充電の時間が必要になるという点には注意が必要です。
エンジン式草刈機の種類
幅広く使えるという意味ではエンジン式が便利です。
エンジン式の中でも「4サイクル」と「2サイクル」に種類が分かれています。
4サイクルは重量があるが比較的静かで燃費が良く、2サイクルは燃費が悪いもののパワーが強いのが特徴です。
エンジンが電気式と違う点は排気量が色々とあるという事です。
排気量が大きくなればそれだけパワフルになります。
各メーカーからは20~30ccの排気量の刈払機が販売されており、排気量によってクラス分けされています。
排気量により重量も変わるのでお使いの用途で排気量を選ぶ事が大切です。
<20cc>
非常に軽くて取り扱いが容易なタイプです。
女性でも簡単に扱えるでしょう。
しかし、パワーは弱く、庭先の柔らかい草を短時間刈るといった用途にしか利用できません。
業務用としてはあまり適していないと言えるでしょう。
<23cc>
軽く、持ち運びにも便利で扱いやすいタイプです。パワーもそれなりで、庭やあぜ道といった平地の柔らかい草を刈ることができます。とはいえパワー不足は否めず、広い範囲を行うには時間がかかってしまうでしょう。硬い草や太い草にも向いていません。
<26cc>
パワフルなタイプで、硬い草や小枝でも効率よく刈ることができます。
スピーディーに広範囲を刈りたいという時にオススメです。
農業用地や土手など、広い場所を手早くキレイにできます。
長時間にわたる作業に適しており、ナイロンカッターの利用も可能です。
しかし、重さもあるため、女性が扱うのは難しいでしょう。
<30cc>
非常にパワーの強いタイプで、山林など特定の作業地で使用されます。
背の高い草や、笹・竹にも対応できるため、生い茂った下草の処理などにオススメです。
ハイパワーで一気に刈り込めるため、硬く太い草がたくさん生えている場所でも効率よくキレイにできます。
その代わり重量はかなり重く、使いこなすにはコツが必要です。
刈り取りを左右する歯について
草刈り機というと金属の円盤(チップソー)を思い浮かべる人が多いと思いますがそれだけではありません。
歯の違いで作業効率も変わりますのでチェックしていきましょう。
・チップソー
生い茂った雑草を一掃したいときにはチップソーがぴったりです。
歯数の多い円盤が回転することで草を刈るタイプで、金属製のものを選べば硬い雑草も刈り取りやすいのが魅力です。
また、ラインナップが豊富で、多くの種類のなかから自分に合った刃を選びやすいです。刃にこだわりがないという人には、チップソーをおすすめします。
しかし、雑草以外の樹木や壁などを傷つけてしまうケースがある点には要注意。
障害物にぶつかると跳ね返る場合もあるので、気をつけて取り扱ってください。
・ナイロンコード
より安全に作業したい人には、ナイロンコードがおすすめです。
ナイロン製の紐を使用しているので、万が一体に当たっても大けがになりにくいのが特徴です。
先端のナイロンコードが回転することで雑草を叩いて粉砕する仕組みのため、仕上がりがきれいになるのもポイントです。
また、硬いものにぶつかっても刃が欠けることがありません。
ただし、切れ味はほかの刃と比べて劣ります。粉砕した葉や石の破片が飛散しやすいため周囲への配慮が必要です。
飛散物により本体が汚れやすいので、こまめなメンテナンスの手間もかかります。
・樹脂歯
経済的かつ安全面にも配慮したいなら、樹脂製の刃がおすすめです。
飛行機のプロペラのような形をした樹脂製の刃は、障害物に当たっても跳ね返りが少ないのが特徴です。
金属刃やチップソーと比べて刃の交換時に怪我をしにくいのがポイントです。
金属刃よりも軽量なため、力の弱い人や体力に自信のない人にもおすすめです。
刃は消耗した部分だけを交換でき、ランニングコストの面でも優れているのもメリットです。
ただし、金属刃などと比べると切れ味は落ちてしまいます。太く硬い草は切れない事もあります。
まとめ
草刈機が必要な家庭は都会ではそう多くないでしょうが地方に行くと大活躍しているケースが多いです。
よくあるパターンがホームセンターなどに行き比較検討せずに購入してしまうという事ですが、ミスマッチのないように、事前にご自身の用途と草刈機の性能などをよく調べておく事をおすすめします。
あと、家電と同じで保証期間の長さも意外に大切なので留意下さい。
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