マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「おしゃれな階段の作り方」についてお伝えします。
屋外階段が必要不可欠
土地の高さや傾斜の問題を解消するためだったり、公道と私道との境界をはっきりさせるためといった理由で設置される事もあります。
階段なので見落としてしまいがちになりそうですが気をつけましょう。しっかりと専門家の手を借りると安心です。
エクステリアの階段に求められる事
外階段は予想以上に高価な工事になる事が多いです。ですからこんなはずじゃなかった・・とか。
修正が必要ないようにしたいですね。
屋外階段に必要な事を少しまとめてみました。
・高さや面積
『屋外階段』とは建築基準法において2つの基準があります。
- 床面積の算定における屋外階段
- 避難規定の検討における屋外階段
そして、面積の算定において、屋外階段とみなされる条件は以下のように定められています。
- 外気に開放された部分の長さが、階段の周長の1/2以上
- 外気に開放された手すり上部の高さが1.1m以上、かつ、階段の天井の高さの1/2以上
・手すり
高さ1m以上の階段には手すりを設けなければならない、というのは建築基準法に定められているため、最近建てられた家やアプローチの階段には、必ず手摺が設置されています。
<出典:三協アルミ>
しかし法律は平成12年の改正によって定められたため、それ以前につくられた階段には、手すりのないものも実際には多く存在しています。
外階段は雨の日に、滑りやすかったりと、事故やケガが多い場所ですので手すりは重要です。
外階段に手すりをつける時のポイントがあります。
- 手すりの太さは32mm~36mmが理想的
- 手すりの高さは階段面から80cm~90cm
このあたりのサイズが一般的で使いやすくオススメになります。
・蹴上・踏面について
建築基準法施行令では、階段寸法について階段および踊り場の幅、蹴上、踏面、踊り場位置の4つを規定しています。
それぞれ建築の専門用語なので知らないという人も多いもしれませんね。
蹴上(けあげ)は、階段の高さのことをいいます。
階段の踏面(ふみづら)から踏面までを測った高さが蹴上です。
同じ階高(階から階までの高さ)なら、蹴上が低くなると段数が増え、蹴上が高くなると段数が減ることになります。
踏面は、階段の踏面の長さ(奥行き)をいいます。
踏面が狭いと足を置く場所が狭くなるので、安定感がなくなります。
踊り場は、階段の途中に設ける平らな場所のことです。
長い階段が方向転換するときや、使う人が途中で休むために造られます。
階段の高さについては人それぞれの好みがありますが一般的には、上り下りしやすい階段寸法を算出するには、蹴上の2倍に踏面を足して60cmになる寸法といわれています。
蹴上×2+踏面=60cmという計算式です。
60cmくらいが標準的な日本人の歩幅に合っているので、階段を上り下りしやすいといわれています。
・雨の日の滑り止め
外階段は雨の日は滑り易くなるために滑り止めが必要です。
屋内に較べて劣化も早くなるので外階段に向いているものを選択するようにしましょう。
外階段は鉄製やアルミ製、コンクリート製などありますが、それぞれの素材に合う滑り止めがあります。
外階段での雨の日の転倒は大怪我につながるので必ず専門家の手を借りましょう。
ご自身でゴムの滑り止めを接着して取り付けたにも関わらず、劣化で外れてしまい転倒してしまうケースもあります。
・照明
夜の外階段は思っている以上に暗いです。二世帯住宅など夜に出入りすることが多い場合は、照明の設置も重要です。
<出典:LIXIL>
階段につける照明は後付けするのが難しいものが多いです。そのために最初に決めておく事が大切です。
照明を住宅のデザインを崩さずに取り付けるには、階段に取り付けたり、蹴こみに取り付けたり、階段の周りにつけたりすると良いです。
<出典:LIXIL>
外階段は明るすぎても、暗すぎても良くないので可能であればしっかりと夜中にテストで色味や明るさをチェックしておく事もオススメです。
階段には「介護向け」「おしゃれ」の種類がある
階段は機能と見た目を両立する必要がありますが、大きく分けると2つの種類に分かれます。「介護向け」と「おしゃれ」のタイプです。
もちろん、階段としての機能としては安全性や登りやすさはどちらもきちんと押さえる必要がありますが、介護向けはより機能性に特化した設計がされています。
<出典:三協アルミ>
あらかじめ介護も念頭に入れた階段ですと歩行機能が衰えても登りやすい階段の高さにしたり、将来的に昇降機を取り付けられるように設計する事もあります。
また、手すりも低くしたり、形状を高齢者や障がいがあっても握りやすいものを使う事も大切です。
<出典:LIXIL>
階段の上り下りをスムーズにし、転落・転倒を防止する介護などに向いた手すりもあります。
自由に曲がるタイプの手すりを選べば、利用者の握力や階段に合わせて角度などを変えることができるため、使い勝手がよいです。
<出典:LIXIL>
まとめ
外階段は機能性だけではなくマイホームのイメージにも関係する大切なものです。また、安全性も追求しなくてはいけません。
いくつもの選択肢の中からあなたのマイホームにピッタリな外階段を作ってみませんか?
<出典:LIXIL>
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