マイホームを初めて建てる人のための「間違いだらけの外構の見積もりの基本」

2022年09月10日 | 外構お役立ち情報

 マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。

そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。

でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。

そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。

今回は「外構の見積もり」についてお伝えします。

 

相見積もりをとる事は鉄則

外構は2~3社から見積もりをとる事をオススメします。なぜ2,3社からなのかというとあまり多くとり過ぎても情報が多くなり過ぎて初心者だと余計に混乱してしまうからです。

インターネットを見れば色んな人は外構の相見積もりの様子を情報発信していますが同じ条件でも数百万円変わる事もあります。

これだけでも外構の工事の価格帯に幅がある事が分かります。また、大手だけが良いという訳ではないのが外構工事の難しいところです。

これもインターネットで情報を探すと色々と体験記が出てきますが、隣の家の外構工事で外構工事会社の迷惑な路上駐車や、グレーチング破壊、隣家への不法侵入、タバコのポイ捨て…大手でも専門業者でもトラブルが出ています。そのためにも実際に会って相見積もりをしてその会社の雰囲気や姿勢を理解する事が大切なのです。

見積もりの際に自社施工しているかどうか?はチェックポイントのひとつになります。見積もりや現場など一気通貫で自社にて取り組んでいる会社ですとトラブルも少ないですし、見積もりの金額も余計なものがなくなります。ちなみにGURULI TERIOR(グルリテリア)は自社で施工しています。

 

見積もりの内訳を知る

初めて外構の見積書を見た人は一様に驚かれます。日常生活では使わない単語が多くて意味が分かりにくいです。

まずはその意味を易しく解説しますのでそれらを覚えて見積もり書を眺めて下さい。

・現場測量費→図面作成費
施工現場を測量して、正確な広さや高低差などを実測することです。これがなければ正確な見積もり書は出せないため、見積もり書には必ず入ります。現場測量費という項目がなければ、現場を見ないで見積もり書を出して来た恐れもあるので、要注意です。ちなみにグルリテリアではこの項目は無料で見積もりしております。

出典:http://www.nemo-ken.net/

・土木工事
土を掘ったり廃棄したりするのにかかる費用です。廃棄費用は土の状態によって大きく変わります。掘り返した土が畑や花壇に使えるような土なら安く上がりますが、石やコンクリートを含んだ土なら、産業廃棄物となり残土処理費用が跳ね上がる事があります。

これも現場を見て土の状態を確認しないと正確に算出はできないため、細目が細かく書かれていない見積もり書には注意が必要です。現場の土の状態がどうだったのか確認して、明快な回答が無い場合は要注意です。

出典:http://www.toledo-ex.com/

・仮設工事
水盛り・やり方(工事の前に建物の正確な位置を出す作業)や、養生(建物や既存の外構などが傷ついたり汚れたりしないよう保護する作業)など、工事に付随して発生する工事です。このような工事も省略せずにきちんと計上している事が基本です。

出典:http://www.bees-garden.jp/

・基礎・下地工事
外構のベースとなる基礎部分の工事で、出来上がってからは見えなくなる部分だけに手抜きが生じやすい項目です。特にガレージやアプローチなどの下地工事が不十分だと、インターロッキングなどが何年後かにガタガタになる事もあります。

充分な量の資材を使っているか、職人の人数、転圧のための機械を使っているなどをチェックすることが重要です。

出典:http://www.yamaso.net/

・諸経費(福利厚生費・管理費)
会社の事務経費や営業経費、機材の減価償却費、アフターフォローの費用など外構工事には直接含められないような様々な費用の事で、工事費の10%程度が一般的な水準です。これは、どんな工事会社でも必ずかかります。

仮に諸経費という項目がなくても、その費用は別の項目に分散されているはずです。工事の規模にもよりますが、諸経費を5%など極端に抑えている場合は、見せかけの安さを演出している可能性があるので注意が必要です。

・重機などの使用費、運搬費
大型の重機を使う場合は、その重機を現場に運ぶための費用も発生します。自前で運搬できる体制を整えている業者は稀なので、多くが外注となり、費用が発生するのです。

出典:http://www.atlas-home.co.jp/

・現場経費・管理費
現場の施工管理・品質管理のために現場監督などを配置する費用や、各種申請に関連する費用です。これらをきちんと計上していれば、手抜きや未熟な工事を監視し、法に則って施工する姿勢を示しており、優良な会社と見ることができます。

・仕上げ工事
門柱やアプローチの階段など、仕上がりの美しさが特に要求される部分の表面仕上げのための工事です。雨の日にコンクリートを仕上げてしまうと、表面がザラザラになったりコンクリートの質が低下したりします。

そこで、信頼できる施工会社は雨や雪の日など天気の悪い日を避けて表面仕上げを行います。このための費用をあらかじめ計上している会社なら、仕上がりに誇りと責任を持っていると見て良いでしょう。

出典:http://mitakekenchiku.seesaa.net/

・金物工事
鉄やアルミ、ステンレスなど、金属を加工して使う場合の工事です。フェンスや門扉以外でも金属の製品は多く、ポストや門柱、アイアン製の門扉やフェンス、表札なども、金属製の場合は金物工事に入っている場合があります。

出典:http://www.morizouen.co.jp/

・付帯工事
外構工事に付随して発生する工事の事です。現場によっては既存の外構や建物を解体したり、基礎の補強や水道メーターを移設したりする必要が出る場合もあります。そのような工事は付帯工事として計上されるのが普通です。

また、屋外灯やインターホン、表札などの取り付け工事費も入っているかチェックします。このような工事は見落としがちなので、追加工事につながりやすく、注意が必要です。

出典:http://www.iiniwa.jp/

・植栽工事
アプローチやフェンス周りなどに樹木やお花などを植えて仕上げる工事です。樹木の代金の他、整地や土壌改良、用土搬入費などが含まれます。

出典:http://blog.livedoor.jp/

 

値引きのポイントを知る

何事もそうですが、知識がないと値引き交渉どころか、高く値段設定される心配もあるかもしれません

プロ並みの知識は必要ありませんが、少なくても外構について色々と情報収集している事を業者に理解してもらう事も大切です。正直に相見積もりをしている事を伝える事も良いかもしれません。

あなたの要望を伝える際に避けるべき事は「曖昧にしない」という事が大切です。

参考やイメージできる写真やカタログなどをしっかりと用意する事で業者さんにしっかりと要望が伝わるだけでなく、あなたが事前にしっかり調べていることもアピールできます。

これらの事をふまえて値引きのポイントをお伝えします

①本当に必要なのか?精査する
外構工事で失敗した!という声をよく聞きます。工事前にきちんと調べなかったため本来なら不要な設備もあったという事があります。

相見積もりや、経験者などのアドバイスで本当に必要なものに絞りましょう。これでも実質の値引きになります。

②相見積もりする
見積書の内容を比較して値引きの交渉につかう事も可能です。相見積もりを嫌がる業者は外してもいいと思います。お金を払うのはあなただからです。

③あなたが直接外構アイテムを購入する
これは業者にあまり喜ばれませんが、今ではネット通販で外構アイテムを購入できます。あなたが購入して業者につけてもらう方式をとれば資材で安くなる可能性もあります。

ただし、購入してきた外構アイテムの初期不良やその他の不具合はご自身で対応しなくてはいけないので注意して下さい。

安くという値段だけにこだわるのではなくこの外構(表現を考える)が今、自分に今必要なのか?しっかりと検討してみる事も大切です。実際ライススタイルの変化にともない今でなくてもよい外構工事をされる方もいます。
グルリテリアではそのあたりもしっかりとお客様と一緒にお悩みを聞きご相談頂けます。

 

信頼できる外構工事業者の選び方

最近ではクチコミサイトがあるのでそれらで情報収集する事も大切ですが自分の目や耳で確認する事も大切です。

その最初のチェックポイントは「打ち合わせ」です。この時の業者さんの態度やあなたの要望を聞く姿勢などは大事なポイントです。

外構も家を同じでお金がかかります。後で後悔しないためにも打ち合わせ時に見積もり以外の相性や態度なども大切にしましょう。

打ち合わせの際に、確認をしてほしい点が、「誰が工事をするのか」ということです。

理想は自社で自社施工していて一気貫通している事です。もちろん外注がすべて悪いという事ではありませんが判断のひとつの基準になります。

施工実績やお客様の感想や声をしっかりと情報発信している業者さんは判断基準のひとつになりますのでしっかりと確認してみましょう。また、探してみると意外にも外構工事をしてもらった経験者がいるので、色々と情報収集しても良いでしょう。

 

まとめ

外構工事前の見積もりを多くとるのは大変かもしれませんが、理想のマイホーム完成のためにも慎重に行わなくてはいけないものです。

外構工事前の見積もりを意味のあるものにするには予算をしっかり伝え、イメージをしっかり伝えて共有して、時間を掛けて打ち合わせを行う!これに限ります。

そのうえで相見積もりして比較・競争させる事が肝です。

あなたの外構工事の見積もりが上手くいきますように!

GURULI TERIOR(グルリテリア)ではお家の周りを囲むすべての理想や夢を私たちがお客様と共にかなえます。

形ある「モノ」をお届けするだけでなく職人やデザイナーの「ヒト」のひと手間を添えることでお家のまわりだけでなく

お客様の暮らしまでも「ぐるり」と豊かにしたいそれがグルリテリアのお届けするエクステリアです。

ぜひ、お気軽にご質問や見積もりなどお声かけ下さい。

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