マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「外構エクステリアには耐用年数がある事をご存知でしたか?」についてお伝えします。
耐用年数とは?
耐用年数とは簡単に言えば使用開始から価値がなくなるまでの期間を指します。
耐用年数を事前に知っておくことで、将来リフォームするだいたいの参考時期がわかります。
適切なタイミングでメンテナンスをすることで、アイテムの寿命が伸びるメリットがあります。
そして、耐用年数には、
- 経済的耐用年数
- 社会的耐用年数
- 物理的耐用年数
- 簿記的耐用年数
の4種類があります。
経済的耐用年数とは、維持管理にかかる費用など経済的な価値がある期間のことです。
社会的耐用年数とは、外観などの見た目が保てる期間のことです。
物理的耐用年数とは、外構の素材そのもののが耐えられる年数のことです。
簿記的耐用年数とは、通常のメンテナンスを加えることを前提に物などの減価償却資産が使用に耐えることができる年数のことを言います。
塀の耐用年数と寿命
ブロック塀の耐用年数は15年となっていますが、一般的には30年ぐらいの寿命はあります。
特に土に接する部分を鉄筋コンクリートにすることで、寿命はかなり伸びます。
ただし中の鉄筋が腐食するのが約20年なので、グラグラするようであればすぐにリフォームしたほうがいいです。
耐用年数を過ぎたらしっかりした業者さんに現状確認をしてもらう事が安全面からも大切です。
舗装の耐用年数と寿命
舗装における基準は
- コンクリート敷きが15年
- ブロック敷きが15年
- レンガ敷きが15年
- 石敷きが15年
- アスファルト敷きが10年
となっています。
アスファルトだけ耐用年数が短いのに注目して下さい。
一般住宅での駐車場仕上げに、アスファルトは耐用年数から見てもあまりおすすめできません。
理由はコンクリート仕上げよりも寿命が短く、常に荷重がかかる場所(タイヤの下)はすぐに凹んでしまうからです。
舗装面では、駐車場のコンクリート仕上げが重要な指標で、15年というのは妥当です。
車が乗らない場所(庭やアプローチなど)であれば、どのアイテムも+10年ぐらい寿命は伸びます。
フェンスの耐用年数と寿命
よく使われる金属のフェンスの耐用年数は10年ですが、アルミ製はその何倍もさらに長持ちします。
また樹脂製のフェンスの耐用年数は10年です。
これは妥当な長さだと思います。
木造のフェンスの耐用年数は10年ですが、いくら防腐処理をしても実際は10年よりも短いと考えた方が良いです。
耐用年数は風雨による被害などは厳密には想定していないからです。
庭の耐用年数と寿命
庭木の耐用年数は20年となっています。
耐用年数表にある庭ガーデンに関係する項目は「緑化施設及び庭園」で、工場緑化施設が7年、その他の緑化施設及び庭園が20年となっています。
その他の外構アイテムの耐用年数と寿命
主な外構アイテムの耐用年数は以下のとおりです。
- カーポート 15年
- ウッドデッキ(樹脂製)10年
- テラス屋根(金属)15年
- テラス屋根(木造)8年
- 照明器具 15年
カーポートは屋根材の劣化が目立ちますが、ポリカーボネートは耐久性に優れ紫外線による劣化も起こりません。
昔の波板(プラスチック)はすぐに劣化します。
ウッドデッキは樹脂製の商品を使えば、20年以上の寿命があります。
木製のウッドデッキは寿命が短いですが、ペンキの塗り替えなどメンテナンスをしっかりやれば長持ちします。
テラス屋根も金属アルミ製は半永久的、木造は8年が妥当です。
(ここにはパーゴラも含まれます。)
素材ごとに耐用年数を考慮したメンテナンスをおすすめします。
まとめ
外構工事には耐用年数がありますが、実際は天候や環境などで耐用年数より前に劣化することが多いです。
自宅にある外構工事の設備がどのくらいの耐用年数なのかを知り、こまめにメンテナンスすることで少しでも耐用年数を伸ばすことができます。
また、土留めの場合は専門家の意見が必要になってくるため、相談できる専門業者を探しておくといいでしょう。
外構もマイホームも、いつまでも新しいと誤解しがちですが気がつけば相当な年数が経っている事も少なくありません。
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