知っているようで知らないオープン外構とセミクローズ外構について

2023年09月25日 | 外構お役立ち情報

マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。

そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。

でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。

そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。

今回は「知っているようで知らないオープン外構とセミクローズ外構について」についてお伝えします。

 

オープン外構とは

敷地のまわりに塀などをつくらない外構のことを差します。

目隠しや侵入防止になる高さの塀ではなく、簡単にまたげる低いフェンスや生垣、土留めで敷地を囲った場合もオープン外構といわれます。

欧米の治安の良い場所で主流になっています。

敷地の境界を芝生やタイル、石張りなどで示したり、花壇や植栽で示すものなど様々なバリエーションがあります。

家の形がしっかりと見えて遮るものがないので、家の前を通る人に素敵な家やお庭を見て楽しんでもらうことができます。

マイホームやお庭を他人に見てもらいたい人にはぴったりの外構になります。

 

オープン外構のメリット

オープン外構ですと必然的に隣の家からは丸見えになります。

フェンス沿いに近所の人とコミュニケーションをとることがし易いのは魅力の一つです。

また、オープン外構の家は、塀やフェンスに囲われていないのでのびのびとした解放感があります。

家の前を通りかかる人にも締め切られたような閉鎖感を感じさせることなく、美しい街並みづくりに貢献する外構といえます。

駐車スペースを自由に確保することもできます。

自家用車だけでなく、来客用の車や自転車などの出し入れも楽に行えます。

さらにこれは隠れたメリットなのですが敷地が小さい場合でも圧迫感が無いという事があります。

特に都心などで家の敷地が小さい場合、玄関アプローチや駐車スペースを確保することが難しいことがあります。

そんなときには無理に塀やフェンスなどを設置せずに、オープン外構を取り入れます。

そうすると圧迫感の無いお家周りになり、小さいお庭も有効に使うことができます。

見た目的にも閉塞感無く広々と感じられ、気持ち良い生活空間になります。

また、フェンスなどに予算をかけなくていいので低予算、予算自体を抑える事ができるのもメリットです。

 

オープン外構のデメリット

オープン外構は塀が無いので、当然のことですが家の敷地によその人が入りやすくなります。

これが懇意のご近所さんならよいのですが、必ずしもそうとは限りません。

近所の方が全員マナーをわきまえている人ばかりとは限らないので、どうしても多少なりともデメリットが考えられます。

よくあるのが、

  • 見知らぬ人に抜け道として使われ、
  • 勝手に敷地内を通られたり、
  • お庭に咲いた花を抜かれたり
  • 育てていた野菜を盗られてしまったり

散歩している犬のフンの被害や、ごみの置き捨てをされることも。

お隣さんの所有物や車を置かれたり、断りなく子どもやペットの遊び場として使われてしまうことがあります。

また、丸見えなのでプライバシーの侵害もデメリットです。

他にもオープン外構で門扉や塀が無い場合、子どもやペットが飛び出してしまうことがあります。

安全を考えると特にまだ子どもが小さいうちは大きなデメリットとして考えられます。

 

セミクローズ外構とは

敷地の一部に塀やフェンスなどで目隠しをしたのがセミクローズ外構です。

敷地を囲むものがないオープン外構、敷地をぐるりと囲んだクローズ外構の中間のものと言えます。

外から庭や家が見えてしまうけれど、外部からの侵入対策になるような柵などを、設置した場合もセミクローズ外構と考えられます。

 

セミクローズ外構のメリット

セミクローズドスタイルの魅力はオープンとクローズドの「見せる」と「隠す」の両方の要素を持たせることができることです。

周囲の視線をほどよく遮りながら、開放的な雰囲気を演出してくれます。

また、一口にセミクローズドといってもオープン寄りの物やクローズド寄りの物まで幅があり、その分デザインにもバリエーションが表現できます。

塀との組み合わせにより、さらに幅広くデザインを楽しむことができます。

留意点はクローズドと同様で、内部が隠れてしまう場合はセキュリティを強化する必要があることです。

オーナーや設計者のセンスやバランス感覚が求められますが、工夫しながら創り上げる楽しみがあります。

 

セミクローズ外構のデメリット

セミクローズ外構のデメリットは外からの目隠しに重きを置くと、侵入犯が潜む死角ができる事です。

オープン外構に比べて、作る時やリフォームの際にコストがかかる傾向があります。

とはいえ、防犯を第一に考えていると、外構はオープンにするしかありません。

夜間、家の中の人たちが寝静まったときに侵入するケースもあり、その場合はオープン外構もセミクローズ外構も同じくらいのリスクといえます。

戸締まりをきちんとする、ホームセキュリティを導入するなどの対策も必要になります。

 

まとめ

マイホーム本体と同じくらいマイホーム全体のイメージに影響を与えるのが

  • オープンにするか?
  • セミクローズにするか?

決める事です。

その選択をするには、まず庭をどう使いたいかを明確にする必要があります。

ですから庭のイメージがまだしっかり出来ていない時にはオープン外構からスタートするのが得策です。

一旦、セミクローズにして具合が悪い場合は撤去や、やり直しに大きなコストがかかってしまいます。

最後に開放感や採光、通風が得られるのがオープン外構のメリットです。

そしてセミクローズ外構は近隣や道路との適度な距離感が得られるのがメリットです。

何を優先するか?どんな庭にするか?楽しみながら仕上げていきたいですね。

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