マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「隣の家との境界線が気になりませんか?」についてお伝えします。
隣家との境界線フェンスは必要なのか?
隣地が畑や空き地なら境界線フェンスは不要でしょうが、隣家となるとプライバシーやセキュリティの点で境界線フェンスの必要性が出てきます。
親兄弟が隣家でも境界線フェンスを作るくらいなので他人ともなれば境界線は必要になります。
しかし、例えばガレージや倉庫のように簡単に作れないのが境界線フェンスです。
なぜなら、そのフェンスの反対側は常に隣家に向いているからです。
さらに境界線にフェンスを立てる場合フェンスが隣家にかなり近くになる事もあります。
そうなると日当たりや風通し、圧迫感など隣家にも影響を与えてしまいます。
様々な要因や思惑が関係してくるので境界線フェンスを作るにあたり注意が必要です。
境界線にフェンスを設置するタイミングとは
境界線にフェンスを設置するタイミングはいつが良いのでしょうか?
ひとつ言えるのは隣の家が建ってからでも遅くないという事です。
もしも隣家が塀のないコートハウスのような作りならあなたが塀を設置する必要性は低いです。
もしも、プライバシーの確保などで必要だと分かった時点で設置へ動けばいいのです。
しかし、例外もいくつかあります。
例えば隣の住宅敷地と高低差がある場合は、敷地の高いほうが境界ブロックを設置する義務があると法律で定められています。
また、高い土地に家を建てる場合、工事によって自然な水の流れを妨げてしまうことがあります。
低い土地に雨水が流れると、地盤が緩んだり、土地を削ってしまったりするのでそれを防ぐ必要があります。
そのため、水や土砂が流れるのを防ぐために、敷地の高い人がブロックやフェンスを設置するのが通例です。
境界線フェンスに法的な基準はあるの?
建物には建築基準法の基づく基準が色々とありますが境界線フェンスの高さや設置場所について、法律による規定はありません。
ただ、一般的にはフェンスの高さは220cm以下にする事が多いです。
これは建築基準法で、ブロック塀の高さが220cm(11段)までと規定されているためです。
ですからブロック塀でなくてもその基準に準じて220cm以下に収めるのが常識になっています。
高さと言えば、隣家の立場も重要になります。
隣家との敷地に高低差がある場合、相手側を高さ基準にしてもらえるとトラブルが少ないです。
また、台風や地震など際は必要以上に高さがあると風の影響を受けやすくなり、強度が下がり危険です。
境界トラブルを防ぐために境界標を確認
フェンスを設置する際、最も気を付けたいのは設置場所です。
自分の敷地と隣接する敷地の堺には「隣地境界線」というものが存在し、そこには「境界標」や「境界杭」が打たれています。
しかし、垣根が設置してあるだけで、位置が曖昧になっている場合も多く、誤って隣の敷地を侵してしまった場合は建てたフェンスを撤去せざるを得ないこともあります。
また、お隣さんとの関係が悪化してしまうと、生活しづらくなります。
もしも自宅の境界が曖昧な場合は、隣の敷地の持ち主と相談し、土地家屋調査士に調査を依頼すると良いでしょう
フェンスのリフォームを検討しているなら、まずは隣家の方に一声かけることが大切です。
お隣さんとの関わりが少ない現代では、交渉が憂鬱なこともあるかもしれません。
しかし、古い塀を放置したことにより、塀が壊れて被害を与えてしまった場合のリスクもあります。
事情をきちんと相談し、家のメンテナンスを適切に行うこともトラブル回避には重要です。
まとめ
境界線フェンスを付けるということは、その分だけ費用が掛かります。
安価なフェンスを付けたとしても、敷地全体に付ければ数十万円ほどの費用になります。
隣家との兼ね合いがあるので隣家との話し合いもそうですが境界線フェンスとしてどのような機能が必要なのかしっかりと決める事が大事です。
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