マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「意外に難しい門扉選び」についてお伝えします。
門にも選び方がある
現在、門扉には様々な素材やデザインの種類があります。
素人目には同じように見えていても機能や値段が全然違うものもあります。
門を選ぶにあたっては3つのポイントがあります。
①デザイン
これはあなたには絶対に失敗してほしくない事なのですが、門扉と建物がまったくマッチしていないお家を見かける事が多くがあります。
いくら高価で防犯性も高い門扉だとしても、建物と門扉のデザインやイメージが合わなければ残念な結果になってしまいます。
②使い勝手
特に古いお家によくある事なのですが、出かけるときに門扉を閉めようとレバーを回すのですが、ガチャガチャと空回りするだけでなかなか閉まらないという事があります。
特に急いでいる時などは困りますし、毎日ストレスを感じてしまいます。門扉において、使い勝手はとても大事なポイントです。
③目的に応じたレイアウト
敷地内と外を完全に遮断するのを目的にするのか、それとも境目を曖昧な仕上がりにしたいのかということを決めましょう。
そうしないと見当違いの門扉を選ぶ事になります。
お家とのバランスを決めるうえでも大切なポイントです。
門扉の種類
門扉には主に2つの種類があります。
「開き門扉」と「引き戸門扉」です。
開き門扉
「開き門扉」はさらに2タイプあり、一般的なのは、道路側から家側に向かって開くタイプです。
もう一つは、道路側に開くタイプですが、取り付け位置には注意が必要です。
道路側に開くということは、歩行者との接触事故の危険があるので注意が必要です。
「引き戸門扉」は、和風のお宅に多いタイプですが、もちろん洋風住宅に合うタイプもあります。
引き戸門扉
引き戸のメリットは開き戸のように開閉のためのスペースが不要なことです。
開口部も広いので便利です。
門扉の素材
門扉の材質は多種多様です。材質で印象も大きく変わります。
・アルミ形材
アルミ形材は、門扉に最も多く使われている材質です。
腐食に強いアルミニウムを使っており、サビに強いのが特徴です。
軽量で耐久性に優れているため、門扉に適していると言えます。
基本的にはシンプルなデザインが多いものの、最近では高級感のあるものや、表面にウッド調のラミネート加工を施すなどしてデザイン性をもたせたものもあります。
また、目の詰まった横板、ルーバータイプなど、目隠し機能があるタイプは、防犯効果も期待できます。
バリエーションも豊富で、比較的安価で手に入ることから人気があります。
・アルミ鋳物
アルミ鋳物は、軽くて耐久性がある上、柔らかいデザインの住まいにも合わせることができる門扉です。
重厚感をもちながらも曲線的なデザインであるため、モダンな外観に合わせた豪華な門扉を演出することもできます。
その場合、門袖等はシンプルにし、門扉が引き立つようにするとより印象的なイメージになります。
・木製
木製の門扉は、他の素材に比べて加工しやすい、という特徴があります。
木の優しい風合いや質感を生かしつつ、存在感のある門扉を演出することができます。
門から玄関までのアプローチ部分とも合わせやすく、アクセントにもなるでしょう。
ただし、注意しなければいけないのが耐久性です。
木であるため腐りやすい、虫に食われやすいなどの問題があり、定期的に防腐効果のある塗料を塗るメンテナンスが必要となります。
しかし、最近では防腐処理が施されたものなど耐久性が高いものも増えていることから、人気があります。
・樹脂系
樹脂系門扉とは、ポリエチレンなどの樹脂系を素材にしたものです。
耐候性があるため、メンテナンスに手間がかからない、という特徴があります。
どのようなデザインの住宅にも合わせやすく、自然な門まわりを演出することができます。
木粉や再生木などを用いて天然木のように見える商品など、樹脂素材とは思えないようなデザインのものもあります。
・鉄製(アイアン)
アイアンの門扉は、重厚で高級感があるのが特徴です。
他の素材でも重厚感や高級感を演出する工夫をしているものがありますが、近くで見たときや触ったときの質感は、アイアンとは比較になりません。
既製品はもちろん、手作りでつくられたものもあるなどデザインも多くあります。
ただし、鉄ですのでサビには注意する必要があります。
表面には塗装が施されていますが、定期的なメンテナンスは欠かせないでしょう。
門扉のメリット
門扉の無い家は少ないですが、門扉のメリットをあらためて考えてみました。
・プライバシー確保
最近では、開放感があるオープンな外構が好まれる傾向がありますが、反対に隠すことができないということです。
庭に置いてある掃除道具なども丸見えになってしまいます。
しかし門扉やフェンスを設置することで目隠しとなり、プライバシーも確保することができます。
・防犯対策
門扉は、設置することによって玄関ドアとの二重になり防犯対策として大変有効です。
近年、不審者や空き巣などがよく聞かれ、自宅の防犯対策に不安をもつ人も多いのではないでしょうか。
門扉があれば、玄関を開けてすぐ人がいるということもなく、適度な距離感を保つことができます。
また、上部に先の尖ったデザインをもってきたり、カメラ付きインターフォンを取り付けたりすればさらに防犯効果が高まるでしょう。
・子どもの飛び出し抑止
子供は、感覚的に動くものです。
そのため門扉がなければ、敷地から勢い良く道路に飛び出すことも考えられ、交通量の多い道路に面している場合などは大変危険です。
しかし門扉があることによって、家から出ても急な飛び出しを防止することができるのです。
小さいお子様がいる家庭はもちろん、ペットがいる家庭でも特にメリットが大きいと言えるでしょう。
まとめ
門扉はデザインと機能性が求められる難しい外構です。
新築時もそうですが、リフォームでもお家の印象を左右する大切なものです。
施工実績も豊富な当社にお気軽にご相談下さい。
GURULI TERIOR(グルリテリア)ではお家の周りを囲むすべての理想や夢を私たちがお客様と共にかなえます。
形ある「モノ」をお届けするだけでなく職人やデザイナーの「ヒト」のひと手間を添えることでお家のまわりだけでなく、お客様の暮らしまでも「ぐるり」と豊かにしたい…それがグルリテリアのお届けするエクステリアです。
ぜひ、お気軽にご質問や見積もりなどお声かけ下さい。