マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「しっかり知っておきたい「土間打ち」について」についてお伝えします。
「土間打ち」という言葉はよく聞くのですが正確な意味となると知らない人が多いのではないでしょうか?
どこか、専門用語っぽくもあるし、マイホームの基礎的なものなので素人が安易に口を出してはいけない気がしませんか?
今回は知っているようで知らない「土間打ち」についてまとめました。
土間打ちとは?
お庭の地面をコンクリートで舗装する施工方法を「土間コンクリート」と呼びます。
土間コンクリートは、駐車スペースや駐輪スペース、アプローチ、ウッドデッキの床下、犬走りなどによく用いられます。
土間コンクリートは外構工事で定番の工事です。最近では庭だけでなく、家の中などにも施工する方も多いです。
少し冷たい印象にはなりますが、機能面やデザイン的にも人気のある施工です。
土間打ちした床面は耐久性も高く、お車などの重さにも耐える強度があります。
そのために駐車スペースにもよく利用されます。
他にも、緩やかな傾斜のスロープにしたりする事で、車椅子での移動も楽にできるので、お住まいのバリアフリー化にも適しています。
土間コンクリートのメリット
土間コンクリートには色々なメリットがあります。ひとつひとつ見ていきましょう。
①雑草が生えない
お庭の雑草抜きは絶え間なく続く作業です。
見た目が悪いだけではなく、自分の家に関心が薄いという事はセキュリティも甘いと見られると防犯上も良くありません。
土間コンクリートにする事で雑草は生えてきませんので雑草抜きの作業が不要になるのは大きなメリットです。
②水はけが良くなる
土間が土だと大雨などですぐにぬかるんでしまいます。車や靴もすぐに泥々になってしまいます。
土間コンクリートにする事で水はけが良くなり、さらに掃除もし易くなるので綺麗な状態を保つ事が出来るのがメリットです。
勾配を計算してあげる事で水の流れをコントロールし易くする事も出来ます。
③耐久性がある
コンクリートは耐久性に優れています。一般的な耐用年数は50年以上とされています。
大きな地震や、かなり強い衝撃がない限りは、その機能を維持することが出来ます。
そのため、土間コンクリートを駐車場や物置などにも活用できます。
④掃除し易い
土間コンクリートの表面は平らなので軽いホウキがけや、さっと水を流すだけで綺麗になります。
また、ゴシゴシと擦る事も出来るので万が一、タイヤ痕やその他の汚れがついても簡単に掃除できます。
土間コンクリートのデメリット
メリットの多い土間コンクリートですが少しはデメリットもあります。
①工事費用がかかる
あたりまえの事ですがコンクリートや職人さんの作業などで工事費用がかかります。
中にはDIYでやる方もいますが、DIYですと見栄えが悪いだけでなく耐久性も悪いです。
コンクリートは温度や湿度など色んな条件を考えて施工するので専門家に任せるのが良いです。
中には少しでも安くしたいという事でコンクリートの量を適切な量を使わないようにする人もいますが、強度や耐久性を考えるとそのあたりはケチらない事をおすすめします。
②ひび割れが起きる事がある
コンクリートは強度や耐久性はありますがデリケートな一面を持っており、温度や乾燥などの様々な理由からひび割れが起きることがあります。
実際駐車場の土間コンクリートで多少のひび割れが発生しても、下の地面が見えていなければその耐久性に問題はありませんが程度によっては補修が必要になる事もあります。
土間打ち工事について
一般的に「土間打ち」は主に3層構造となります。
基本的には、地面に砕石を敷き詰めその上からコンクリートを覆っていき、車などの重量に耐える為にコンクリート内に鉄筋「ワイヤーメッシュ」を入れて強度を増します。
また、表面に雨水等が溜まらないよう水勾配と呼ばれる傾斜をつける事が一般的です。各層の深さは、施工場所やご予算に応じて異なります。
一般的な土間打ち工事の流れは下記のようになります。
①土を掘削
任意の高さに合わせる為に重機や人力にて土を掘削していきます。
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②砕石敷き
施工場所の沈下を防ぐ為に砕石を全体に均等に敷き詰めていきます。
↓
③砕石を固める
敷き詰めた砕石がコンクリートの自重で沈まないよう砕石をしっかりと押し固めていきます。
↓
④型枠を設置する
土間打ちする形状に合わせた型枠を設置します。
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⑤ワイヤーメッシュを設置する
コンクリートの強度を上げる為の格子状の溶接金網を張り巡らせていきます。
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⑥コンクリートを流し込む
施工場所や天候に合わせて調合したコンクリートを型枠内に流しこみます。
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⑦表面仕上げ
コンクリートが完全に乾き切る前に、ハケやコテを使って表面仕上げを行います。
(引用:sotohan)
まとめ
最近では土間コンクリートは乱形石や植栽と組み合わせたり、擬木や人工芝などを組み合わせたりと進化しています。
土間コンクリートの表面に陰影や彩色を施すことで異素材の雰囲気を引き出すスタンプコンクリートも流行っています。
グルリテリアではたくさんの施工実績がありますので、土間コンクリートの事ならお気軽にご相談下さい。
GURULI TERIOR(グルリテリア)ではお家の周りを囲むすべての理想や夢を私たちがお客様と共にかなえます。
形ある「モノ」をお届けするだけでなく職人やデザイナーの「ヒト」のひと手間を添えることでお家のまわりだけでなくお客様の暮らしまでも「ぐるり」と豊かにしたいそれがグルリテリアのお届けするエクステリアです。
ぜひ、お気軽にご質問や見積もりなどお声かけ下さい。