マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「間違いだらけの雑草対策」についてお伝えします。
そもそもなぜ雑草が生える?
特に初めてのマイホームを持つ方にはイメージしにくい事ですが住宅は常に雑草が生えてきます。
雑草はコンクリートのわずかな隙間からでも生えてきます。素人にとっては予想以上にしぶとく、対策が大変です。
雑草が生えてくる理由はその生命力にあります。
一つの株から約5万粒の種がまかれることにあります。
多いものの中では20万粒の種をまくこともあり、撒かれた種の中からおおよそ8割が発芽し、繁殖するため、雑草が増殖してしまうのです。
他にも、種が風によって流されたり、鳥が食べたものの中に種が紛れてフンとして排出されたり、と自然や動物の影響を受けて拡散されることもあるため、雑草が無くならない原因は多くあります。
雑草は根が強く根を根絶しない限りすぐにそこから伸びてきます。
少しの水と太陽の光が当たる場所であればどこでも成長するのが雑草なのです。
住宅においてお庭は注意して管理できても高いところや普段目の届かないところにはあっという間に雑草が生えてしまいます。
失敗しがちな雑草対策
雑草対策は専門業者に頼まずに自分でやる事が多いはずです。
その際に失敗しがちな対策をいくつか挙げてみました。
・除草剤を使う
除草剤は農薬の一種になります。
ですから取り扱いには注意が必要なものです。
きちんと適切に使用しない場合、庭の他の大切な庭木を傷めたり、枯らしてしまう場合もあります。
注意が必要なのはペットや子供が遊ぶ場所、家庭菜園では除草剤の使用を慎重に判断する必要があります。
除草剤は噴霧する際に飛散して近隣の草花を枯らしてしまう事もあります。
除草剤の効果期間が限られていますので散布し続けないとなりません。
また、散布後は、茶色く枯れた草が残りますので、撤去する手間が必要です。
・刈払機
カマなどでの手作業は腰や足など体への負担や暑さなど考えるととても大変な作業になります。
カマ以外の方法を考えた時に頭に浮かぶのが刈払機の使用です。
最近では従来のエンジン式に加えて電動式も増えて使い易くなりました。
しかし、刈払機では根っこまでは取れないので結局すぐに雑草が生えてきます。
使用した経験のある方は分かると思いますが細かい部分は刈払機では出来ないので結局、カマなど手作業が必要になります。
雑草対策は合せ技で!
雑草が全くなくなる事は残念ながらありません。
それほどに生命力が強いのです。
全面アスファルトにしても僅かなヒビや隙間からでも雑草は生えてきます。
ですから完全になくす事は考えない事も必要でしょう。
定番の雑草対策は『防草シート+砂利敷き』です。
そのメリットは
①費用がリーズナブル。
②施工期間が短い。
③後で、砂利敷きは撤去しやすい。
という事です。
雑草対策でコンクリートで固める選択もありますが『防草シート+砂利敷き』の費用はコンクリートの3分の1以下になることが多いです。
工期もコンクリートと較べると短くて済み大体2日~3日あれば工事が終わります。
また、将来的に庭に花壇やガレージを追加する際でも撤去が簡単で時間もかかりません。
雑草対策だけ考えるとコンクリートで固めるのが一番ですが、どうしても無機質な感じになり自然な感じが減ってしまいます。
そんな時は『コンクリート土間+人工芝』という方法もあります。
以前の人工芝はいかにも作り物という安っぽさがありました。
しかし最近の人工芝は枯れた草まで再現してあったり自然な長さや弾力性があるなど進化しています。
コンクリート土間にうまく自然感を出す事ができます。
他にも、『コンクリート土間+自然石』『コンクリート土間+タイル貼り』など組み合わせで雑草対策をする事ができます。
雑草対策も無理なくおしゃれにできる
庭にテラスを設置することも雑草対策の一つの手法となります。
テラスを設置するためには床部分を敷石や平板で施工します。
そのためその部分は雑草が生えてこなくなります。
十分なスペースのある庭の場合、中心にテラスを作るか庭の隅にテラスを作るかで雑草対策をする場所を調整することもできます。
他にもアプローチ(園路)を作るという方法もあります。
玄関口から庭までの間にアプローチを作成することであまり手を加えにくい狭いスペースでもおしゃれに雑草対策をすることができます。
アプローチを作ることで地面の露出が減り、雑草が生えても限りなく小さいスペースだけになります。
最近、流行している雑草対策に「グラウンドカバー」という方法があります。
グラウンドカバーとは生命力の強い草花をまんべんなく庭へ植えることで、雑草が成長するためのエネルギーを雑草に与えないという方法です。
ハーブやクローバーなどの小さな花を咲かせるものなどが好まれます。
季節を感じられるような草花や風が香りを運んでくれるようなものは年間を通して楽しめるので多用されます。
他にも、レンガの園路や乱形石のテラス、インターロッキングテラス、サークルストーンのテラス、化粧砂利など様々な方法があります。
これらは一例ですがおしゃれに雑草対策する事は可能なのです。
まとめ
外溝の専門家として言える事は、事前に雑草が生えにくいデザインをする事が可能という事です。
雑草対策を念頭にいれずに外溝の設計をしてしまう事があります。
雑草対策はその家に住む間ずっとやらなければいけない事です。
家を建てる前の更地の状態を思い出して下さい。
必ず雑草が生えていたはずです。
草が生えるという事は土壌が良いという事です。
土壌を入れ替える訳にはいかないので雑草とは長期的に向き合う事になります。
後で後悔しないように事前に雑草対策を考えたデザインや設計をオススメします。
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