外構工事を専門としている有限会社クローバーガーデン(本社:埼玉県)は、一戸建て住宅に住んでいる人を対象にアンケート調査を実施しました。
その結果、55人中49人(89.1%)が新築の外構工事において何らかの失敗や後悔があったと回答しています。
これに対し、失敗や後悔がなかったと回答したのはわずか6人(10.9%)にとどまっています。
今回はなぜ、外構工事で後悔してしまうのか?
その根本原因をチェックしていきますので最後まで読んでみてください。
計画や予算の不足
新築の家自体に集中しすぎて、外構の計画が後回しになってしまうことがしばしばあります。
その結果、全体的なデザインや機能性に欠ける外構になってしまうことが多いのです。
また、家の建設に多くの予算を割いてしまい、外構に十分な予算を確保できないことも後悔の原因です。
予算が不足すると、質の低い材料や施工が選ばれてしまい、結果として満足のいかない仕上がりになります。
さらに、外構の専門家に相談せずに自分で計画や施工を進めると、後でさまざまな問題が発生することがあります。
例えば、排水の問題や植物の選定ミスなどがその一例です。
加えて、気候や土地の特性を十分に考慮せずに外構を設計すると、後でメンテナンスが大変になる場合があります。
例えば、日当たりの悪い場所に植物を植えるといったことです。
また、家族構成やライフスタイルの変化を考慮しないまま外構を設計すると、後で使い勝手が悪くなることがあります。
子供が成長したり、ペットを飼う計画がある場合には、これを考慮する必要があります。
専門知識の不足
新築の家を建てる際に外構工事を自分で計画・施工する場合、専門知識の不足が原因でさまざまな問題が発生することがあります。
外構の専門家に相談せずに進めると、例えば排水の問題が生じることがあります。
適切な排水対策を講じないと、雨が降った際に庭や駐車スペースに水が溜まりやすくなり、家の基礎部分にダメージを与えることがあります。
このような問題は、長期的に見ると家全体の寿命を縮める原因にもなりかねません。
また、植物の選定ミスもよくある問題の一つです。
気候や土地の特性を十分に考慮せずに植物を選ぶと、手入れが大変になり、最悪の場合、植物が枯れてしまうこともあります。
例えば、日陰を好む植物を日当たりの良い場所に植えたり、逆に日光を多く必要とする植物を日陰に植えると、植物の健康状態が悪化し、美しい庭を維持することが難しくなります。
さらに、植物の成長を予測せずに植えると、将来的にスペースが不足し、剪定や移植が必要になることもあります。
このように、外構工事において専門知識の不足は多くの問題を引き起こす可能性があります。
環境条件の考慮不足
新築の家を建てる際に外構を設計する場合、環境条件の考慮不足が原因で後々メンテナンスが大変になることがあります。
気候や土地の特性を十分に理解せずに進めると、さまざまな問題が発生する可能性があります。
例えば、日当たりの悪い場所に日光を多く必要とする植物を植えてしまうと、その植物は健康に育つことが難しくなります。
逆に、日陰を好む植物を日当たりの良い場所に植えると、直射日光によって植物が枯れてしまうこともあります。
このような植物の選定ミスは、後で手入れが大変になるだけでなく、最終的には植物を再度配置し直す必要が生じることもあります。
さらに、気候条件を無視した設計も問題を引き起こします。
例えば、降雨量が多い地域で排水対策を怠ると、庭や駐車スペースに水が溜まりやすくなり、泥や水たまりが発生しやすくなります。
これにより、外構全体の美観が損なわれるだけでなく、家の基礎部分にもダメージを与えるリスクが高まります。
また、風が強い地域で風対策を考慮しないと、植物が倒れたり、外構の構造物が破損する可能性もあります。
このように、外構設計において環境条件を十分に考慮しないと、後で大きなメンテナンスが必要になることが多いのです。
そのため、外構を計画する際には、気候や土地の特性をしっかりと理解し、それに適した設計を行うことが重要です。
専門家のアドバイスを受けることで、環境条件に適した外構を実現し、長期間にわたって快適で美しい庭を維持することができます。
将来の生活変化の見落とし
新築の家を建てる際に外構を設計する場合、将来の生活変化を見落とすことが後々の使い勝手に大きな影響を与えることがあります。
家族構成やライフスタイルの変化を考慮せずに外構を計画すると、後で不便を感じることが多くなります。
例えば、子供が成長するにつれて必要となるスペースや安全性を考慮しなければ、遊び場や安全な通路が不足してしまうことがあります。
特に、小さな子供がいる家庭では、遊び場の確保や安全なフェンスの設置などが重要です。
また、将来的にペットを飼う計画がある場合も、これを考慮した外構設計が必要です。
ペットが快適に過ごせるスペースや、逃げ出さないようにするための対策を施しておかないと、ペットの安全を確保するために後で大規模な改修が必要になることがあります。
さらに、庭の植物や芝生の選定もペットの健康に影響を与えるため、注意が必要です。
ライフスタイルの変化も見落としがちな要素です。
例えば、将来的に家庭菜園を始めたいと考えている場合、そのスペースを確保しておくことが重要です。
また、バーベキューやガーデンパーティーを楽しむためのエリアを設けることも、家族や友人との時間を豊かにするために考慮すべき点です。
このように、将来の生活変化を見落とすと、後で外構の使い勝手が悪くなり、追加の工事や改修が必要になることがあります。
まとめ
これらの問題を避けるためには、まずは、しっかりとした計画と予算の確保が必要です。
また、外構の専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることで、より良い外構を実現することができます。
新築の家を建てる際には、家本体だけでなく、外構にも十分な注意を払い、計画的に進めることが大切です。
こうした点を考慮することで、後悔の少ない満足のいく外構を実現することができるでしょう。
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