マイホームは一生に一度の大きな買い物になります。
そのために可能な限り妥協せずに理想の家を建てたいと思うでしょう。
でも、分からない事ばかりだし、建築会社や設計事務所に任せっきりも少し心配。
そんなマイホーム初心者マークのあなたのために間違いだらけのあんな事、こんな事を詳しく解説していきます。
今回は「テラス屋根」についてお伝えします。
テラス屋根とは?
テラス屋根とは、マイホームの1階の窓(掃出し窓)や勝手口から、お庭や裏庭、園路に繋がる部分などに取り付ける屋根のことです。
<出典:LIXIL>
新築時はもちろん、リフォームの際にも人気のあるエクステリアになります。
実用的に洗濯物や庭先の荷物が濡れないようにするために取り付ける方も多いですが、糞害防止や目隠しにもなる等、色々な機能があります。
最近はウッドデッキと一緒にテラス屋根をセットで活用して家族の憩いの場所としての利用も増えています。
<出典:LIXIL>
基本的な構成は屋根と柱ですが、柱無しタイプや外壁に穴を開けて屋根を固定する必要が無い「独立型」の商品もあります。
テラス屋根の種類
基本的には固定タイプと独立タイプ・フラットやアール型などが代表的なものです。
メーカー商品としてのテラス屋根は、基本的には柱と屋根材で構成されているものが多いです。
建物本体の外壁に固定するタイプと、建物本体に固定しないで柱だけで支える、独立(自立)タイプがあります。
独立タイプは、建物本体の構造や性能上、外壁に後付けできないケースなどで用いられるタイプです。家に直接打ち込んでいく形になります。
柱の材質はアルミ形材が多く用いられています。
<出典:三協アルミ>
屋根の形状によって、平面のフラットなタイプとカーブを持たせたりアール型のタイプに分けることもできるので汎用性が高いです。
すっきりした平面のタイプは、どんな外観デザインにも合わせやすいもの。
フラットタイプ<出典:LIXIL>
カーブを持つタイプは、平面的なタイプに比べて雨や風が吹き込みにくい、という特徴があります。
アールタイプ<出典:LIXIL>
デザインや取付け方法でどのテラス屋根を選択するか?も大事ですがお住まいの地域の降雪なども考慮する必要があります。
雪に対しては、一般地域用、積雪地域用、多積雪地域用などを揃えた商品も多くみられます。
実際には、施工業者からあなたの地域に適合するテラス屋根を提案されるはずですが一応、設置する地域性にあったタイプかどうかの確認を忘れずに行いましょう。
商品によっては雪を落としやすいように、屋根角度が調整できる機能など、工夫されたものもあります。
テラス屋根に使われる素材
・ポリカーボネート
耐久性や紫外線カットなどの機能性の高さから、最近の主流はポリカーボネートです。
<出典:三協アルミ>
以前はアクリルなども多く使われていましたが、20倍以上の衝撃に耐えられるポリカーボネートの方が耐久性に富んでいるため、多く用いられるようになりました。
熱線吸収や熱線を遮断するといった機能を持ったポリカも存在し、これらは屋根からの熱射を防いでくれるため、夏場を快適に過ごすことが可能です。
耐用年数は10年程度と言われています。
・アルミ素材
LIXILテラス屋根SCに代表されるアルミ素材はテラス屋根によく使われる素材です。
<出典:LIXIL>
強度やデザインの柔軟性、価格のバランスに優れた素材になっています。
サビの心配もないので安心です。
・折板屋根
ガルバリウム鋼板やステンレスなどの鋼板を台形型に折り曲げた金属屋根材です。
<出典:三協アルミ>
ポリカ―ボネートや塩化ビニールなどと比較すると遮光性も高く、衝撃にも強いのですが、日差しを全く通さないためにテラスとしての開放感が失われるというデメリットがあります。
・塩化ビニール
短縮して塩ビとも言われるこの屋根材は昔から馴染みのある屋根材です。
ホームセンターなどで手軽に購入することができる上、軽量で柔らかく加工がしやすいという特長があります。
採光性が高いことからテラスの屋根の他、ベランダの屋根などにも良く使われていました。
しかし紫外線に弱く、耐用年数も3年程度しかないため、現在ではポリカーボネートへの代替が進んでいます。
ガラスネット入りの塩化ビニールは見た目が強そうですが、それでも耐用年数はポリカーボネートの半分で5年程度です。
・ガーデンハット
テント生地(ポリエステル繊維やアクリル繊維など)を屋根として加工したものです。
<出典:LIXIL>
可動式で天候や用途によって折り畳みや収納ができ、お洒落なカフェのような景観も人気です。
使用される生地によって耐用年数は変わりますが、必要な時だけ屋根を出すようにしたり、ダメージを考慮して強風前に収納するなどといった使用をすれば寿命を延ばすことも可能です。
人気のテラス屋根
・三協アルミ【ナチュレシリーズ】
・YKKAP【サザンテラス】
・LIXIL【テラスSC】
・LIXIL【テラスVS】
テラス屋根のメンテナンス
テラス屋根でよく使われている素材に透明、半透明のポリカーボネートがあります。
普段から雨風にさらされているものなので、空気中のチリやホコリ、黄砂、時には鳥のフンや虫の死骸などで結構汚れてしまいます。
汚れたまま何年も放置すると、屋根の透明性が失われてしまい、お庭や室内が暗くなってしまったり、見た目も悪くなってしまったりします。
実際の清掃方法ですが、あまり特殊な事はありません。
- 表面のホコリや砂などの汚れを落とす
- 水拭きで落ちない場合は薄めた中性洗剤で軽く洗い流す
- 洗剤が残らないように水洗いする
- 乾いた布で十分に水分を拭き取る
注意すべきは、中性洗剤を使う事と硬いブラシなどを使うと傷がつくので使わないという事です。
また、テラス屋根は高所になるので安全をしっかり確保する事は絶対に守りましょう。
清掃するのは雨が降った後なの濡れている時がスムーズに作業できます。しかし滑りやすいので安全をしっかり確保してから作業をして下さい。
まとめ
テラス屋根は見た目だけではなく屋外での快適な空間を作ってくれます。
洗濯物干しだけでなく、日常生活や趣味に使える空間を増やしてくれます。
それだけに、マイホームやライフスタイルに合ったものを選びたいですね!
GURULI TERIOR(グルリテリア)ではお家の周りを囲むすべての理想や夢を私たちがお客様と共にかなえます。
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